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風邪のひき始めには

風邪の引き始めは、安静と体を温めることが一番です。風邪の時は食欲がないことが多いものですが、食べなければなかなか回復しません。
すぐにエネルギーになる糖質、代謝を高めるタンパク質、そしてビタミン類をたっぷり摂ることが必要です。
タンパク質は熱や咳で弱った体の細胞を新生して、体内の代謝を盛んにし、体を温めてくれます。牛乳や卵、豆腐など、消化のよい良質なタンパク質を使った温かい食事をしっかりとりましょう。
また、免疫システムをサポートするビタミンA・C・E、さらに発熱で失われやすいビタミンB群も多めにとるよう心がけましょう。
  
もし熱がでたら、38度までなら、なるべく薬で熱を下げないほうがいいようです。熱がでるのは、体温を上げてウイルスを殺そうとしている生体治癒反応ですから、水分をしっかりとって、頭を冷やして体を温めて安静にしているとよいと思います。
  
入浴は、一般的に体力が極度に落ちていない、38度以上の高熱がない場合などは、かまわないとされています。入浴して体温が上昇すると、生命力の強いウイルスも熱には勝てず、かなり弱るからです。さらに、発汗にともなって生体化学反応が上昇すると、免疫力は増大します。
しかし、風邪を引いているときの入浴は、あくまで洗浄よりは保温に重点をおくことです。髪などは洗わず、入浴後は直ちに安静にして、湯冷めをしないように気をつけましょう。また、入浴後は水分を十分とりましょう。
  
◎軽い風邪なら伝統の知恵で退治!
  ●ショウガで発汗を促進
    生のショウガには、体を温めたり、発汗、胃健、吐き気を
    止めるなどの効果が期待できる。
    ただし、症状が進んで体が弱っている時は、強すぎるので要注意。
    温かいうどんに入れたり、おろし汁に熱湯を注ぎ、
    お好みでハチミツを入れても。

  ●ネギのパワーで食欲アップ
    硫化アリルという成分が胃を刺激、胃液の分泌を盛んに
    して、食欲をアップさせ、体を温める。
  
  ●タマゴ酒は世界共通の民間薬
    高たんぱく、高エネルギーで消化もよいタマゴは、
    ビタミンB2も含み、微熱時によい。
    日本酒1カップ程度にタマゴ1個を入れ、火にかけて
    半熟になった時に、好みでハチミツや砂糖を入れ、熱いうちに。
    アルコールが苦手な場合は、先にお酒を一度沸騰させてからつくる。