水と生体
水は生命の本源である。
60兆といわれる細胞は、水中での生物のように水の中に浸され、 この水から生存に必要な食べ物や酸素を得て、老廃物を捨てている。
その運搬役が血液です。血液はまた、熱をも運び体温を一定に保つ 役割もしている。このように水は人間の健康を維持するために
働いている。
成人の男性は体重の約60%、女性は約55%、骨の約50%、 筋肉の約80%、皮膚の約70%、心臓などの臓器は約80%、
血液にいたっては約90%が水分である。 したがって、体内の水分が10%失われると、人は異常を訴え、
15%で脱水症状を起こし、20%失われると、死の危険がある。
水は約40分で体内を一周(血液は48秒)し、口からとった水は 約14日間も体内で活用される。水はこの間腎臓で何百回も
繰り返し濾過される。老廃物を抱え不用になった古い水は、 一日2.5リットル、運動すると5リットルが汗や尿、大便などになって
排泄される。また、水は神経とホルモンの総司令官だとも言われる。 生体細胞の高分子構造をなすタンパク質、多糖類、核酸、電解質
などはみな水と深いかかわりを持っており、水がなければ一切 機能しないように仕組まれている。
----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----
ちょっとビックリでしょ?
このように、水って私たちの体にとっても大切なものですね。 そこで、水分をしっかりとるとき、気をつけなければいけないのは、
この水は、沸かした水ではなく、生の水がいいということです。体に2週間もとどまってくれるのは、生の水で、沸かした(死んだ)
水はすぐ出てしまうそうですよ。 お茶やコーヒーなど嗜好で飲むほかに、生の水(きれいな)を
しっかり飲む習慣をつけるといいと思います。
|
|